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インプラントの2回法とは、1回目の手術でインプラントを完全に歯肉の中に埋め込み、インプラントが歯槽骨に生着する期間を経て、再び歯茎を切開し、上層部の土台を形成する治療方法です。2回法は、合計で2回、麻酔下での切開・縫合処置を行う必要があります。
インプラントの2回法の最大のメリットは、顎の骨が痩せている人や審美性を求める人、全身疾患を持っている人など、どのようなケースにも対応できることにあります。2回法は、歯肉を閉じて、骨とインプラントがしっかりと結合するのを待つため、感染症を起こす可能性が低い治療法。
逆にデメリットは、外科手術を2回行う必要があるため、身体への負担が大きいことが挙げられます。1回法のインプラントよりも部品が多く、外科手術も2回必要なため、費用が高くなるというデメリットもありますし、人工歯が入るまでの工程が複雑な治療法ですので療期間が長くなるという点や、土台の装着後、インプラントをつないでいるネジが緩む可能性があるという点にも注意が必要です
通常のチタン製インプラントではなく、ハイドロキシアパタイトをコーティングしたインプラントを使用した2回法手術をサルに対して行った結果、カバーは全くぐらつきがなく装着することができました。インプラントの埋入後、2週間~2ヶ月くらいで、歯肉は天然歯の部分と違いが分からないほど回復。通常天然歯には歯、根膜と呼ばれる膜があるのですが、インプラントにはそれがないため、強い衝撃にはもろい可能性があるということが分かりました。
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